月 クレーター

月のクレーター

月の表面には、クレーターという円形の模様が見えます。

肉眼だと、はっきり見えませんが、低倍率でも望遠鏡や双眼鏡を使うと、はっきりクレーターを観察することができます。

クレーターは、大小さまざまありますが、月に隕石が衝突してできた穴です。地球の場合は、隕石のほとんどが待機中で燃え尽きてしまいますが、月の場合、大気がないので、隕石がものすごい勢いで地面に衝突します。小さな隕石であっても、宇宙空間を飛んできた隕石は、そのスピードによって、想像以上のエネルギーをもっていることもあるのです。
その隕石が、月の表面にぶつかって、その衝撃によって地面が掘り返され、散らばって穴の形になるのです。

クレーターには、それぞれ名前が付けられて区別されています。主なクレーターは、アサダ、アッベ、アーベル、アベンエズラ、アボット、アポロ、イネス、エラトステネス、グーテンベルク、クラビウス、ゴクレニウス、コペルニクス、ジョルダーノ・ブルーノ、ティコ、プトレマイオス、ワン・フー、ダーウィンなどがあります。

クレーターの縁の部分は、高く盛り上がった山脈のようになっていて、その高さは、エベレストよりもずっと高いものがあります。

月には、大気も液体の水もないので、表面の岩石は浸食されず、できた当時そのままの姿が保存されるのです。

 

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