月 満ち欠け

月の満ち欠け

月は地球から見える最も大きな天体です。

その大きく見える月が、日々形を変えていくのは不思議な現象ですね。

地球上の常識から考えたら、宇宙空間に巨大な地球と月という球体が何にも支えられずに存在し、お互いに引力で引き合っているとか、地球の周りを月が公転しているとか、全く想像のできない事態が起きているのですね。

宇宙の本当の姿を、正しく認識して世の中に広めた人々は、まさに天才と言っていいのだと思います。

さて、月は日々満ち欠けして見えますが、月自体の形が変わっているのではありません。月は球体のまま宇宙空間に存在していますが、地球から見えるのは、月に光が当たった部分だけなのです。

月は簡単に言って、岩石の塊ですから、月自体が光を出すことはありません。太陽の光が月に当たって、光が当たった部分が地球から見えるのです。ですから、月の半分は常に光が当たって、球の半分だけがいつも光っています。月と地球の位置関係は、月が地球の周りを公転していますから、常に移り変わっています。月を見る角度によって、月の光っている部分の形が変化して見えるのですね。

月の光っている部分を、最大限に大きく見たのが満月。月の光っている部分を地球から見ることができなくなるのが新月です。その中間が半月であり、三日月となります。上弦の月、下弦の月というのは、光っている部分の球の縁が上を向いているか、下を向いているかによって、弓の形になぞらえて表した言い方ですね。

月は、地球の周りを29.5日間、約1ヶ月で公転しますから、約1ヶ月で満月から変化して、再び満月に戻ることになります。

 

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